出張報告の最近の記事

2・リラの僧院

ブルガリアでは、バラは古来「不老長寿の媚薬」「若返りの薬」などと言われ珍重されてきました。優雅な香りを放つ成分であるネロール・ゲラニオール・シトロネロールなどには美肌作用があり、香りをかぐだけでもホルモンバランスを整え血液の循環を活発にする働きがあるといわれています。バラの開花時期になると、呼吸器系に病気を持つ人々が養生のために集まってきたそうです。その後も自然薬として民間に広まり、ジャムなどの保存食にして日常的に食す習慣が受け継がれています。

ブルガリア正教の総本山「リラの僧院(修道院)」が発刊した医学書には、ローズオイルは「各種炎症・眼病・皮膚病・呼吸器系アレルギー・消化器系疾患・神経系及び心臓病の治療薬」として、バラを用いた数々の処方が紹介され、病院や修道院でも使用されたそうです。

リラの僧院は、ブルガリア訪問の際には、必ず訪ねようと思っていた場所のひとつです。

ブルガリア最大で最も著名な修道院は、首都ソフィアからバスで3時間の山奥にひっそりと佇み、1000余年の歴史を感じる重厚な雰囲気が漂っていました。

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四方を囲む壁面や中央に位置する教会、博物館など、あらゆるところに施された独特の色彩感覚の装飾模様が、とても美しく印象的でした。

uco.

出張報告 ☆ 薔薇の国ブルガリア 2009.5

ダマスクローズに魅せられて・・・

『花の女王』と賛美されるバラ、その3万品種の中の女王である「ダマスクローズ(ブルガリアンローズ)」から抽出されるエッセンシャルオイルは「精油の宝石」とも呼ばれ、最高のローズオイルとして世界中で愛されています。

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アールローザのコスメやフレグランスに使用するのは、もちろん、このブルガリア産ダマスクローズ。現地の契約指定農園で、無農薬・有機栽培に徹して大切に育てられたバラ。早朝、開花する直前のみずみずしく甘い芳香をたっぷりと含んだ花をひとつひとつ優しく手摘みで収穫後、すぐに工場へ運び込み抽出する鮮度の良い最高品質のオイルです。

2007年に実現するはずだった産地視察、あまりの忙しさに断念していたのですが、ついに夢がかないました!

バラ祭り開催地「カザンラク」、ブルガリア正教総本山「リラの僧院」(19世紀初期、ローズオイルの効用・ローズオイルを用いた数々の処方を紹介する医学書を発刊した)、首都「ソフィア」、古城の町「ヴェルコ・タルノヴォ」を訪ねました。

1・バラ祭り

ブルガリアでは開花の最盛期に合わせて、毎年6月の第一日曜日に「バラ祭り」が行われます。農園では、色鮮やかな民族衣装を着た人々がバラ摘みの歌や踊りを披露します

町中にバラの花を飾り、バラの花びらやローズウォーターを撒き、バラのケーキやジャムを食べてバラのお酒を飲む・・と、まさにバラづくしの1日を楽しむというものです。

今年は、温暖化の影響でしょうか、例年より1週間早まり、5月31日(日)に開催されました。

バラ祭り バラ祭り バラ祭り バラ祭り バラ祭り バラ祭り

わずか1ccのローズオイルを抽出するのに2500個の花が必要で1kg抽出するには3500kgの花を使用します。精油の宝石この大変貴重なオイルは、黄金の値段以上で取引されています。

ブルガリアのローズオイルは、一切の化学薬品を使用せず昔ながらの蒸留法で抽出されるため、非常に多くの成分を含んでいます。その効能は多岐にわたり、ヨーロッパ各国をはじめ中国にも輸出され、香料・食品・飲料として、また、様々な病気の治療薬としても使用されているそうです。

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